あがり症の仕組みと神経伝達物質

ノルアドレナリンが心臓のβ受容体に関与する事が関係している

物事を判断したり考えたり、または、記憶したりするのは大脳皮質で行われています。
そこで情報をやり取りしているのがノルアドレナリンという物質です。

ノルアドレナリンはストレスなどで濃度が急上昇すると、理性的な判断が出来なくなってしまう場合があります。更に過剰分泌が続く事で消極的になったり、恐怖、不安感などが引き起こされます。

一方のアドレナリンは、副腎という組織でのみ生成される神経伝達物質で、ノルアドレナリンの濃度が症状すると、その情報が副腎へと伝わりアドレナリンが生産されます。すると、アドレナリンが体内を巡り組織を活性化します。

この作用により、精神状態を興奮させてストレスに対応できるように準備するのです。

  • 心拍数の上昇
  • 血管を収縮し血圧を高める
  • 呼吸を早くする
  • 瞳孔が開く

このような状態が引き起こされます。
これがいわゆるあがり症の状態です。

あがり症の症状が極度に現れるというのは、緊張によってノルアドレナリンが急激に増えることに対して、対処できなくなってしまてっいる状態とも言えます。
また、そうした中での失敗経験が関係し、更に強い不安を作り出している事も関係しているかもしれません。

他には、交感神経と副交感神経のバランスも考えられます。
普段落ち着いている、リラックス状態が続いているという場合は、緊張時の交感神経ではなく、副交感神経が優位な状態です。この状態が続きすぎると、不安やうつなどを引き起こしやすくなります。

緊張状態への対処が出来ない事、または、その状態への対処が出来ない事で不安や恐怖心が強くなる事で更に緊張してしまう。このような悪循環が関係している事も関係しているように思います。

心拍数に関係しているβ受容体は、アドレナリンが結合する事により心拍数を上昇させます。人前で発表する事に不安を抱くと、突然、ドキンと心拍数が早まる事がありますが、それだけ早く症状が現れる事からも頷けます。

インデラルを使用すれば、心臓のβ受容体に先回りしてアドレナリンが作用して心拍数を早める事を抑えられるので、頭の中で緊張状態に有っても、それが心臓へ作用するのを防ぐことができるようになります。

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